仮想通貨マイニングのリターン、リスクを考える

現在仮想通貨のマイニングをしていますが、リターン・リスクについて考察してみようと思います。
リターン・リスクの数値についてはこれから実際にマイニングしていく中で検証していこうと思います。

リターン(損益)

プラスリターン

マイニングして得られる仮想通貨の収益

仮想通貨の取引記録の追記作業をマイニングマシンで手伝うことによって仮想通貨の収益が得られます。たかっちのマイニングの例ですとZcash(ZEC)が得られます。

マイナスリターン

設備投資

まずマイニングマシン代がかかります。マイニングマシン代は、仮にGTX1070をあと4枚追加したら1台当たりざっと38万円です。
マイニングマシン代は初期コストのみと思いたいですが、マイニングの最中に、PCパーツも故障する可能性がありますので、その際はその修理費、パーツ交換費が発生します。
⇒グラボが壊れる前に費用を回収できるかがポイントですね。
あとは本格的にやるのであれば、電気プランの変更が必要になりますが、60A以上に変更する場合は工事費用も発生します。

電気代

大きなランニングコストとして発生します。マイニングマシンを最終形態にし、チューニングをしたとしてもおそらくマイニング収益の3~4割は電気代にもっていかれる気がします。
電気は昼間が高いので、マイニングの仕方を工夫すれば利益率上げられるかもしれません。

リスク(分散)

仮想通貨価値の変動

マイニングして得られる収益は円ではなく仮想通貨です。
なので、円の収益を得る前提で考えると仮想通貨/円レートによりマイニングの収益額が変動します。

採掘難易度(ディフィカルティ)

名前の通り仮想通貨のマイニングの難易度です。
仮想通貨のマイニングはマイニングするユーザが増えるにつれてディフィカルティが上昇します。
グラボの性能が一定だとしても、ディフィカルティが上がると、それだけ仮想通貨のマイニング量が減ります。
たかっちのようにマイニングに新規参入する者は今後も増えていくと思われますので、基本的にはディフィカルティは右肩上がりです。

設備故障による損失

ここは怖いですね。株価のように一定幅をギザギザするのではなくて、故障したらズドーンと下落です。特にグラボが壊れたら痛いですところ・・。
故障によるマイニングの機会損失については、おそらく数日程度かと思いますので気にする必要はなさそうです。

電気代の変動

燃料費調整額、再エネ発電賦課金とかも含め今後あがっていくかもしれません。というか多分上がります。

仮想通貨の終焉

仮想通貨の信用が失われ、取得した仮想通貨が吹っ飛ぶリスク。
まあ、このリスクをとりたくないのであれば、すぐ円orドルに交換する選択肢もあります。

仮想通貨価値とディフィカルティについて

ちょっとここだけ詳しく。この2つですが、実は過去1年くらいの推移をみるとこのようになっています。

上のグラフが仮想通貨(ZEC/円)のチャート、下のグラフがディフィカルティの推移です。

ディフィカルティの変動に合わせて仮想通貨の価値も同じように変動すれば、円換算での採掘難易度は変わらないのですが、うーん・・・・、なんか相関あるようなないような・・。
通貨の価値上昇よりディフィカルティの上昇の方が上回っていますが、仮想通貨の価値も上昇していますので、実質的な円換算での採掘難易度はそこまで急上昇とはならなそうです。
今はZECをマイニングしていますが、もっと効率よくマイニングできる通貨があればそちらに移行するかもしれません。

とりあえず昨日今日マイニングした感じだと、まだまだプラス収益の状態でいけるかと思いますので、グラボ買い足してマイニング頑張っていきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

30代某大手IT企業サラリーマン。 20代で社会保険労務士取得。妻娘の3人家族。爆益をあげているハイリスカー達を後目に、リスクを嫌い小銭を稼ぐ孤高の戦士。 2017年2月より株をスタートし、着実に収益確保。過去実施してきた財テクも含め情報発信していきます。